kooshinのネットワーク運用メモ

Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出してCSV形式で保存する

## コード

```python
# ファイル名とホスト名の一覧をCSV形式で保存する
import csv
import logging
import re
from glob import glob

logging.basicConfig(
    level=logging.DEBUG,
    format="%(asctime)s - %(levelname)s - %(message)s",
)

# globでシスコルータのファイルを指定
config_filenames = glob("config/*")
config_filenames.sort()

# CSVに出力するホスト名のリストを保存
#   リストに辞書形式で保存する
config_hostnames = []

# コンフィグファイルを順次読み込む
for config_filename in config_filenames:
    with open(config_filename) as f:
        config = f.read()

# 正規表現を使用してホスト名を抽出する
    match = re.search(r"^hostname\s+(?P<hostname>.*)", config, re.MULTILINE)
    if match:
        # ホスト名があったもののみ表示する
        hostname = match.group("hostname")
        logging.info(f"{config_filename}: {hostname=}")

# 辞書形式でCSVに出力するためリストに追記する
        config_hostname = {
            "config_filename": config_filename,
            "hostname": hostname,
        }
        config_hostnames.append(config_hostname)

# config/config_hostnames.csvにCSV形式で出力する
#   DictWriterを使用して、辞書形式で出力する
with open("output/config_hostnames.csv", "w", newline="") as f:
    writer = csv.DictWriter(f, fieldnames=["config_filename", "hostname"])
    writer.writeheader()
    writer.writerows(config_hostnames)
```

## 結果

実行すると時刻とファイル名、ホスト名を逐次表示します。

```bash
2023-03-29 23:09:26,347 - INFO - config/rt1-confg: hostname='rt1'
2023-03-29 23:09:26,347 - INFO - config/rt2-confg: hostname='rt2'
2023-03-29 23:09:26,347 - INFO - config/rt3-confg: hostname='rt3'
```

CSV形式でファイル名とホスト名の一覧が出力されます。

```csv:output/config_hostnames.csv
config_filename,hostname
config/rt1-confg,rt1
config/rt2-confg,rt2
config/rt3-confg,rt3
```

## 説明

複数のシスコルータのファイル名とホスト名の一覧をCSV形式で保存します。
コンフィグファイルの読み込みや、正規表現を利用してホスト名を抽出する方法は、下記と同じです。

* [Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出する](https://blog.kooshin.net/2023/03/pynwtips-confighostnamemulti.html)

一覧をconfig_hostnamesリストに保存する処理部分です。

CSVに保存するパラメータが増えた場合に備えて、リスト形式ではなく辞書形式でconfig_hostnameに保存します。
最後にまとめてCSVで出力するために、config_hostnamesリストにファイル名とホスト名を追記します。

```python
        # 辞書形式でCSVに出力するためリストに追記する
        config_hostname = {
            "config_filename": config_filename,
            "hostname": hostname,
        }
        config_hostnames.append(config_hostname)
```

config_hostnamesリストをCSVとして出力する処理部分です。

辞書形式で内容が保存されているため、どの順番で列を出力するか、
fieldnames=["config_filename", "hostname"]で指定しています。
今回はファイル名、ホスト名の順番で列に出力します。

ヘッダ行を出力するために、writer.writeheader()を利用しています。
各列名は辞書のキーと同じ名前となります。

```python
# config/config_hostnames.csvにCSV形式で出力する
#   DictWriterを使用して、辞書形式で出力する
with open("output/config_hostnames.csv", "w", newline="") as f:
    writer = csv.DictWriter(f, fieldnames=["config_filename", "hostname"])
    writer.writeheader()
    writer.writerows(config_hostnames)
```

## 関連

* [Pythonでシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出する](https://blog.kooshin.net/2023/03/pynwtips-confighostnamesingle.html)
* [Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出する](https://blog.kooshin.net/2023/03/pynwtips-confighostnamemulti.html)
* [Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出してCSV形式で保存する](https://blog.kooshin.net/2023/03/pynwtips-confighostnamecsv.html)

Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出する

## コード

```python
# 複数のシスコルータのコンフィグからホスト名を抽出する
import re
from glob import glob

# globでシスコルータのファイルを指定
config_filenames = glob("config/*")
config_filenames.sort()

# コンフィグファイルを順次読み込む
for config_filename in config_filenames:
    with open(config_filename) as f:
        config = f.read()

# 正規表現を使用してホスト名を抽出する
    match = re.search(r"^hostname\s+(?P<hostname>.*)", config, re.MULTILINE)
    if match:
        # ホスト名があったもののみ表示する
        hostname = match.group("hostname")
        print(f"{config_filename},{hostname}")
```

## 結果

```bash
config/rt1-confg,rt1
config/rt2-confg,rt2
config/rt3-confg,rt3
```

## 説明

Pythonと正規表現を用いて、複数のコンフィグファイルからホスト名（hostname）を抽出します。

正規表現を利用するため```re```モジュールをインポートします。
複数のファイルを読み込むため、```glob```モジュールをインポートします。

```glob```でファイル名の一覧を取得します。ファイル名は順不同のため、昇順で並び替えします。

1つずつコンフィグファイルを読み込みます。

正規表現```r"^hostname\s+(?P<hostname>.*)"```は、コンフィグファイルの名から先頭が```hostname```で始まる行を検索し、空白文字列を無視して、その後に続く文字列をホスト名として抽出します。
複数行の検索に対応するため、```re.MULTILINE```フラグを指定しています。

最後に、ホスト名が見つかった場合は、ファイル名とホスト名を出力します。

## 関連

Pythonでシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出する

## コード

```python
# シスコルータのコンフィグからホスト名を抽出する
import re

# シスコルータのコンフィグを指定
config_filename = "config/rt1-confg"

# コンフィグを読み込む
with open(config_filename) as f:
    config = f.read()

# 正規表現を使用してホスト名を抽出する
match = re.search(r"^hostname\s+(?P<hostname>.*)", config, re.MULTILINE)

# ホスト名を表示する
if match:
    hostname = match.group("hostname")
    print(f"hostname: {hostname}")
else:
    print("hostname: なし")
```

## 結果

```bash
hostname: rt1
```

## 説明

Pythonと正規表現を用いて、複数のコンフィグファイルからホスト名（hostname）を抽出します。

正規表現を利用するため```re```モジュールをインポートします。

最後に、ホスト名が見つかった場合は、それを出力します。

## 関連

kooshinのネットワーク運用メモ

2023/03/29

Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出してCSV形式で保存する

Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出する

Pythonでシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出する

Pythonで複数のシスコルータのコンフィグファイルからホスト名を抽出してCSV形式で保存する

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